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PROMETHEUS (2012) : プロメテウス

『プロメテウス』(Prometheus) は、リドリー・スコット監督による2012年のアメリカのSF映画である。当初、同監督の『エイリアン』(1979年)の前日譚として企画されたが、後に独立した物語に発展した。

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Prometheus (2012) / プロメテウスのあらすじ

太古の昔、岩山と激流しか見当たらない惑星。地表に降り立った人型異星人が半球形の容器に満たされた黒い液体を飲むと、その体は急激に溶解し始め自らのDNAを惑星に拡散させた。
2089年、考古学者であるエリザベス·ショウとチャーリー·ホロウェイは古代遺跡を発見、壁画の構図は複数の古代文明で見つかった物と明らかに共通点が見られるものであった。ここから人類が追い続けていた種の起源の答えとなる未知の惑星の存在が浮かび上がる。
ウェイランド・コーポレーション選抜の科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船プロメテウスに乗り込み星図の示す太陽系を目指して出発する。乗組員が冷凍休眠で眠る間、アンドロイドのデイヴィッドが航行を担当し、来るべき宇宙人との意思疎通に備え祖語の学習・研究に励む。
2093年12月25日、プロメテウスはLV-223の大気圏に突入する。着陸地点の探索中、複数の滑走路のような直線と複数の巨大なドーム状の岩山を発見し、付近へ着陸。船長の制止を聞き入れないホロウェイが、クリスマスプレゼントを開けずにいられるかと勇み、即席で結成した探索隊と岩山に入る。

岩山内は何らかの構造体であった。デイヴィッドが記録映像を起動させ、エンジニアとおぼしき人間大の生命体が走って逃げて行くホログラムが再生される。その先でドアにより頭部が切断されたエンジニアの死体を発見、測定により死体はおよそ二千年前のものと分かった。ドアを開くとエンジニアの頭部と巨石人頭像のような巨大な頭像、および円筒形の容器が無数に置かれた部屋が発見される。

一方、人間型異性人の死体に驚いて先に帰ったはずの生物学者と地質学者ら二人は構造物の中に取り残され、さまよい歩くうちに奇妙な傷を負ったエンジニアの死体の山を発見する。その後二人は黒い液体の溜まり場から飛び出した肌色で軟体のコブラ型生命体に襲われ、地質学者は寄生される。

プロメテウスに戻ったショウは持ち帰ったエンジニアの頭部からDNA型を分析し、人間のそれと完全に一致するとの結論に達する。