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E.T. Extra Terrestrials (1982) : ET

『E.T.』(イーティー、E.T. The Extra-Terrestrial)は、1982年公開のアメリカのSF映画。ならびに、同作品に登場する、架空の地球外生命体(Extra=外の、Terrestrial=地球の)の名称である。
製作会社はユニヴァーサル映画で、監督・製作はスティーヴン・スピルバーグ。約1,000万ドルという予算で製作されたが、公開と同時に、アメリカ国内だけでおよそ3億ドルという当時の映画史上、最大の興行収入を記録する。

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E.T. Extra Terrestrials (1982) / ET のあらすじ

アメリカのとある杉の森に球形の宇宙船が着陸し、中から小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する事が目的だった。しかし、1人だけ宇宙船から遠く離れ、住宅街付近の崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。一方、宇宙船では、突然物音がして、着陸を知った人間たちが宇宙船に近づいてきた。宇宙船は危険を察知して離陸するが、遠くにいた宇宙人1人が地上にとり残されてしまう。
その頃、住宅地のある家では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオットは小さいという理由から、兄マイケルらの仲間に入れてもらえず、嫌気がさしていた。ピザの出前を受け取りに外へ出たエリオットは物置小屋で音がしたことに気付いて怖くなり、みんなを呼びよせた。しかし、中には誰もいなかった。その深夜、エリオットはトウモロコシ畑で宇宙人を目撃する。翌日、夕食を食べながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に母のメリーは動揺する。メリーと折り合いが悪いパパは、愛人とメキシコに行っていたからだ。
夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、ついに宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に連れ入れクローゼットに隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミュニケーションを試みる。そして帰宅した兄、妹ガーティに紹介する。宇宙人は太陽系を遠く離れた星からやって来たことを超能力でボールを宙に浮上させて説明した。次の朝、エリオットにマイケルの友達が「怪物がいたか」と尋ね、宇宙人だと聞かされると、「ではエキストラ・テレストリアルだな」という。こうしてその宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE.T.と呼ぱれることになる。
学校で授業を受けるエリオットと家にいるE.T.との間に心が通いあい、E.T.が冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校のエリオットも酔っぱらう。E.T.がテレビで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校でエリオットがかわいい女の子にキスをする。E.T.は「セサミストリート」を見ながら、英語を覚え、家に電話したいと言い出す。E.T.はノコギリや傘を使って通信器を作る。
ハロウィンの夜、子供たちはE.T.に白い布をかぶせて森に連れ出し、E.T.は故郷の星に連絡をとる。翌朝、E.T.は瀕死の状態となり、エリオットの兄マイケルが彼を家に運ぶ。E.T.を初めて見て驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家にやって来た。NASAの科学者キースがエリオットに「私も10歳の時からE.T.を待っていた」と話しかける。
E.T.は死亡し、エリオットは悲しみに暮れていると、E.T.の胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、科学者たちからE.T.を助け出し、森へ向かう。連絡を取った場所に到着すると宇宙船が現れ着陸する。エリオットとE.T.は最後の別れをし、E.T.は宇宙船に乗り込む。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかるのであった。