『デス・レース2000年』(Death Race 2000)は、1975年にアメリカ合衆国で製作されたデヴィッド・キャラダイン、シルヴェスター・スタローン主演のカルト映画である。
時は西暦2000年。その年も国民から絶大な人気を誇る“デス・レース”が開催されることになる。ニューヨークからロサンゼルスまでの距離を競うため、国民たちが待ちかねる競技場に、奇抜な武装を装着したレーシング・カーに乗り5組のレーサーたちが登場した。ナチスの恋人と称されるマチルダをはじめ、暴君ネロが操縦するライオン号、西部劇風のカラミティ・ジェーンが乗る雄牛号、レースの嫌われ者こと人呼んでマシンガン・ジョー(シルヴェスター・スタローン)たちが続々とスタートラインに着く。そして、去年の優勝者でレースの人気者フランケンシュタイン(デヴィッド・キャラダイン)も新しいナビゲーターのアニー(シモーネ・グリフェス)を連れてクールに登場。大統領のスタートコールと同時に出場者たちはそれぞれの思惑を胸に、ゴールに向けて一気にスタートを切った。
走行中、マシンガンジョーの操縦する車が工事現場の作業員を轢き殺すのだが、それを見たレース司会者は鼻息を荒くしてレースのルールを説明し始める。レース中に一般市民を轢き殺せば年齢、性別に応じてポイントが加算されるというのだ。そのルールに則ってレーサーたちは次々と市民を轢き殺しながら我先にとゴールへ直進するのだが、同じくしてレースに異議を唱える反政府組織の計画も着々と進んでいた…。